アフラトキシン

Aflatoxin

世界保健機関(WHO)によれば、Aspergillus flavus および Aspergillus parasiticus というカビが産生するカビ毒である。穀類、油糧種子、香辛料、木の実などを汚染する。大量に摂取すると急性中毒(アフラトキシコーシス)を起こし、主に肝障害によって致命的になりうる。遺伝毒性をもち、ヒトで肝がんを起こしうる。

詳細

概要

世界保健機関(WHO)のファクトシートによれば、アフラトキシンは Aspergillus flavus および Aspergillus parasiticus という特定のカビが産生するカビ毒である。これらのカビは土壌、腐敗した植物、干し草、穀物の中で生育する。

技術的な要点

WHO は、アフラトキシンによって汚染される食品として、穀類(トウモロコシ、ソルガム、コムギ、コメ)、油糧種子(ダイズ、ラッカセイ、ヒマワリ、ワタの種子)、香辛料(トウガラシ、コショウ、コリアンダー、ターメリック、ショウガ)、および木の実を挙げている。健康影響としては、大量摂取により急性中毒(アフラトキシコーシス)が生じ、主に肝臓の障害を通じて生命を脅かしうるとしている。あわせて、アフラトキシンは遺伝毒性をもち、DNA を損傷してがんを引き起こしうること、ヒトにおいて肝がんを引き起こしうることが示されている。

産業での位置づけ

汚染の対象が穀類や油糧種子など大量に流通する一次産品であり、生育条件が保管・輸送の環境に左右されるため、サプライチェーンのどの段階で汚染を検出するかが実務上の課題になる。集荷・受入の現場で判定できる検査手法は、ラボへ検体を送る運用に比べて判定までの時間を短縮する方向の技術になる。