Battery Recycling
使用済みまたは製造工程で生じたリチウムイオン電池から材料を回収し、新しい電池の材料へ戻す一連の処理である。出典によれば、リチウムイオン電池には一般にリチウム、ニッケル、コバルト、マンガン、黒鉛、鉄、銅・アルミ箔、および通常は可燃性の電解液が用いられている。
出典が示す工程は次のとおり。まず小売業者や電子廃棄物の回収拠点などが機器や電池を収集し、一部の電池パックまたはモジュールは修理・再利用の可否を評価される。リサイクルに回す場合の一般的な次の工程は破砕であり、破砕によってブラックマス、銅・アルミ箔、セパレータ、その他のプラスチック、鋼缶、電解液といった複数の物質の流れが生じる。ブラックマスは破砕された正極と負極からなる粒状材料で、新しい電池の正極・負極に加工できる材料を含む。金属の回収方法のうち、熱を用いる乾式製錬はコバルトとニッケルを回収できるが、残渣からリチウムなど他の重要な材料を回収するには追加の工程を要するとされる。液を用いる湿式製錬のうち浸出による方式は、コバルト、ニッケル、リチウム、マンガンを高い割合で経済的に回収でき、米国で複数の施設が開発中とされる。正極から正極へのリサイクルとも呼ばれる直接リサイクルは、リチウムイオン電池のうち最も価値が高く高度に設計された正極構造を保ったまま新しい電池へ戻す方式で、再製造に要するエネルギーを減らせるとされる。
出典は、廃棄時点のリチウムイオン電池の多くが発火・爆発のおそれから有害廃棄物に該当する可能性が高いとし、廃棄物コードD001およびD003を挙げている。