コーンビームCT

Cone-beam Computed Tomography (CBCT)

米国食品医薬品局(FDA)によれば、従来のCTの変種にあたる装置である。円錐状のX線ビームを用いて患者の周囲を回転しながらデータを取得し、そのデータから三次元画像を再構成する。歯科では、インプラント計画、顎顔面の評価、根管治療の診断などに用いられる。

詳細

概要

米国食品医薬品局(FDA)は、コーンビームCT(CBCT)を従来のコンピュータ断層撮影(CT)装置の変種であると説明している。歯科で用いられる CBCT は患者の周囲を回転し、円錐状(コーン状)のX線ビームを用いてデータを取得する。取得したデータは三次元画像の再構成に用いられる。

技術的な要点

FDA が挙げる歯科領域での用途は、歯科インプラントの計画立案、異常な歯の可視化、顎および顔面の評価、口蓋裂の評価、う蝕(虫歯)の診断、根管治療の診断、歯の外傷の診断である。二次元の口内法X線撮影では得られない立体的な位置関係を扱える点が、これらの用途の前提になっている。

産業での位置づけ

被ばくについて FDA は、歯科 CBCT 検査の線量は一般に他のCT検査より低いものの、従来の歯科X線検査よりは通常多くなると述べている。三次元情報が得られる利点と、二次元撮影に比べて線量が増える不利益の双方を踏まえた適応判断が求められる装置であり、得られた三次元データをどう解析・活用するかがソフトウェア側の開発対象になっている。