Edge Computing
米国国立標準技術研究所(NIST)の特別刊行物 SP 500-325「Fog Computing Conceptual Model」は、エッジコンピューティングを、端末機器(end-devices)とその利用者を包含するネットワーク層であり、例えばセンサ上での局所的な計算能力を提供するもの、と定義している。
同刊行物は、フォグコンピューティングを、拡張可能な計算資源の連続体へ遍在的にアクセスできるようにするための階層モデルとし、スマート端末機器と中央のクラウドサービスの間に位置するフォグノードによって構成されるとしている。両者は混同されやすいが、次の点で異なると整理されている。フォグコンピューティングはハードウェアとソフトウェアの機能を分離し網目状に結び付ける多層アーキテクチャでアプリケーションを実行するのに対し、エッジコンピューティングは固定された論理的位置で特定のアプリケーションを実行する。フォグコンピューティングは階層的である一方、エッジコンピューティングは少数の周辺機器に限られる傾向がある。また、フォグコンピューティングは計算とネットワーキングに加えて、ストレージ、制御、データ処理の加速も扱う。
端末側で処理を完結させるか、上位の層へ委ねるかという配分の設計が要点となる領域であり、通信回線が細い、あるいは不安定な現場ほどこの配分が効いてくる。