Renewable Ammonia
化石燃料を原料とせずに製造するアンモニアである。再生可能アンモニアとも呼ぶ。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、水力発電を用いた再生可能アンモニアの工業規模の製造が1920年から行われてきたとしている。
IRENA によれば、現在のアンモニアの大半は天然ガス(72パーセント)と石炭(22パーセント)を原料としており、この部門の年間排出量は二酸化炭素換算で0.5ギガトン、世界のCO2排出のおよそ1パーセントにあたる。用途の面では、窒素肥料を通じて世界人口のおよそ半分の食料生産を支えている。今後は水素キャリア、定置用の発電と熱の燃料、さらに船舶を中心とする輸送燃料としての利用が見込まれ、2050年の需要は2020年のおよそ3倍と予測されている。IRENA は、この規模の需要は低炭素で満たされなければならないとしている。
再生可能エネルギーによる水素の製造は水電解として別の用語で扱う。微生物が大気中の窒素をアンモニアに変える反応は生物的窒素固定として区別する。