水素直接還元鉄

Hydrogen-based Direct Reduced Iron (H2-DRI)

鉄鉱石を溶かさず固体のまま水素で還元して鉄をつくる製鉄方式。世界鉄鋼協会は直接還元を「固体状態の鉄鉱石から化学的に酸素を取り除くこと」と説明している。還元剤に水素を使うため、排出されるのは二酸化炭素ではなく水になる。

詳細

世界鉄鋼協会(World Steel Association)のファクトシートは、鉄の直接還元を「固体状態の鉄鉱石から化学的に酸素を取り除くこと」と定義している。

水素を還元剤に用いる場合の反応は次のとおりである。

  • Fe2O3 + 3H2 → 2Fe + 3H2O
  • FeO + H2 → Fe + H2O

炭素系の還元剤を用いる従来法では二酸化炭素が発生するのに対し、水素による還元では副生成物が水になる。これが製鉄の脱炭素化で水素直接還元が注目される理由である。