慣性核融合

Inertial Confinement Fusion (ICF)

小さな標的に短時間でエネルギーを集中させ、高エネルギー密度状態をつくって核融合を起こす方式。レーザーをX線に変換してから燃料カプセルを爆縮させる間接駆動と、カプセルへ直接照射する直接駆動がある。

詳細

ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)の高エネルギー密度科学センターは、慣性核融合(ICF)を「小体積の標的にエネルギーを付与し、高エネルギー密度(HED)状態をつくり出す」研究として説明している。

間接駆動 — X線で燃料カプセルをアブレーションさせ、カプセルを内向きに駆動して爆縮を起こす。ホーラム(hohlraum)は空間的・時間的な平滑化をもたらすが、標的に届いたレーザーエネルギーの大半はカプセルではなくホーラム壁へ拡散してしまう。

直接駆動 — 間接駆動における「レーザー→X線」の変換段階を挟まないため、エネルギー面で大きな利点をもたらしうる。ただし爆縮の不安定性に対してより敏感であり、電子による予熱の扱いも間接駆動より難しい。