頭蓋内圧モニタリング

Intracranial Pressure Monitoring (ICP)

頭部に装置を留置して頭蓋内の圧力を感知し、記録装置へ測定値を送る検査である。脳室内カテーテルが最も正確な方法とされ、硬膜下ボルト、硬膜外センサがこれに続く。重度の頭部外傷や脳の疾患がある場合、また脳手術の後に腫脹が懸念される場合に行われる。

詳細

概要

米国立医学図書館の MedlinePlus は、頭蓋内圧(ICP)モニタリングを、頭部の内側に留置した装置を用いる検査と説明している。装置は頭蓋内の圧力を感知し、測定値を記録装置へ送る。

技術的な要点

実施にあたっては、対象部位を剃毛して清拭し、皮膚を切開したうえで頭蓋骨に穴をあけて装置を挿入する。方式は三つに整理されている。第一が脳室内カテーテルで、脳を経由して側脳室へカテーテルを挿入するもので、最も正確な方法とされる。第二が硬膜下ボルトで、頭蓋骨にあけた穴を通して中空のねじを挿入し、脳を覆う保護膜を貫いて留置する。第三が硬膜外センサで、頭蓋骨と硬膜組織の間に挿入する。硬膜外センサは侵襲が小さい一方、過剰な液体を排出することができない。

産業での位置づけ

この検査は主として頭蓋内圧を測る目的で行われ、重度の頭部外傷や脳の疾患がある場合、また脳の手術の後に腫脹が懸念される場合に実施される。確立した方式がいずれも頭蓋骨に穴をあける侵襲的な処置を伴うことから、侵襲を伴わずに同じ情報を得る計測手法の開発が医療機器の課題として残っている。