弱毒生ワクチン

Live Attenuated Vaccine (LAV)

実験室で弱毒化した野生型のウイルスや細菌を用いるワクチン。米疾病対策センター(CDC)は、接種された人の体内で増殖する必要があると説明する。免疫系は弱毒化されたワクチン株と野生株の感染を区別しないため、生じる免疫応答は自然感染によるものとほぼ同一になる。

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米疾病対策センター(CDC)の Pink Book「Principles of Vaccination」は、生ワクチンについて「野生型のウイルスまたは細菌に由来し、それらは実験室で弱毒化(weakened)されている」と説明し、「接種された人の体内で増殖しなければならない」と述べている。

免疫応答については「免疫系は弱毒化されたワクチンウイルスによる感染と野生型ウイルスによる感染を区別しないため、弱毒生ワクチンに対する免疫応答は自然感染によって生じるものと事実上同一である」としている。

不活化ワクチンとの対比も明確である。CDC は不活化ワクチンについて「生きておらず増殖できない。免疫不全の人であっても疾患を引き起こすことはない」とする一方、その免疫応答は「主に抗体産生であり、細胞性免疫はほとんど、あるいはまったく生じない」と述べている。このため生ワクチンは少ない接種回数で免疫が成立しやすく、不活化ワクチンは複数回の接種を要することが多い。

経鼻など粘膜経由で投与する弱毒生ワクチンは、病原体の侵入部位で免疫を立ち上げる狙いを持つ。米国では経鼻投与の弱毒生インフルエンザワクチン(LAIV)が用いられている。