Microgrid
米エネルギー省の送電網配備局(Grid Deployment Office)の解説資料は、マイクログリッドを、明確に定義された電気的境界の内側にある負荷と分散型エネルギー資源の集まりであって、系統に対して一つの制御可能な単位として振る舞うものと定義している。境界が明確であること、そして外から見て単一の制御可能な主体として扱えることが、単に分散型電源を並べた構成との違いである。
同資料は、マイクログリッドが系統連系(grid-connected)とアイランド(island)運転のいずれでも動作でき、完全に系統から切り離したオフグリッド用途も含むとしている。系統連系時は主系統から電力を受け取ることも、主系統へ供給することもできる。停電時にはアイランド運転へ移行し、内部の発電資源と蓄電資源だけで自らの需要家に供給を続ける。
定義が分散型エネルギー資源を構成要素として挙げていることから、太陽光発電や蓄電池、需要側の機器を束ねて一体で制御する構成が想定される。境界の内側を自律的に運転できる点が、停電時のレジリエンス確保や、系統の届かない場所での電源確保に用いられる根拠となる。