Modular Open Systems Approach (MOSA)
モジュラーオープンシステムズアプローチ(MOSA)は、システムのライフサイクル全体を通じて調達性と維持性を高めるために、事業戦略と技術戦略を統合した考え方である。米国防総省は、機能を凝集度の高い自己完結的なモジュールに分割し、モジュール間の主要インタフェースに公開された標準を用いる設計方針として定義している。
要点は、モジュールへの分割、主要インタフェースへの合意標準の採用、標準への適合を試験で検証することの三点にある。インタフェースが公開されていれば複数の供給者がハードウェアやソフトウェアを接続できるが、専有インタフェースでは供給者が固定される。米国では10 U.S.C. 4401により、主要な防衛調達計画および主要自動情報システムに対して適用が求められている。
狙いとして挙げられているのは、分離可能なモジュール単位で競争を働かせること、技術更新の周期を短くすること、運用上の柔軟性を確保すること、構成要素の再利用による費用削減、システム間の相互運用性の向上である。長期間運用しながら段階的に更新する装備や産業機械の領域でも、同種の設計方針が参照される。