末梢動脈疾患

Peripheral Artery Disease (PAD)

アテローム性動脈硬化によるプラークの蓄積で末梢動脈の血流が減少する疾患。米国国立心肺血液研究所は、下肢型では脚と足への血流が減り、歩行で始まり安静で数分以内に治まる筋肉の痛みや脱力が典型的な症状だとしている。

詳細

概要

米国国立心肺血液研究所(NHLBI)の解説によれば、末梢動脈疾患(PAD)はアテローム性動脈硬化、すなわちプラークの蓄積によって末梢動脈の血流が減少する疾患である。プラークは血液中に存在する脂肪、コレステロール、カルシウムなどの物質からなると説明されている。

技術的な要点

同研究所は下肢の末梢動脈疾患を主に扱い、これは脚と足への血流を減少させるとしている。症状としては、歩行などの身体活動によって始まり、安静にすると数分以内に治まる筋肉の痛みや脱力が挙げられる。こうした症状が現れるのは4人に1人程度で、無症状の場合もある。危険因子としては喫煙と高血圧が挙げられている。

産業での位置づけ

同研究所によれば、米国では40歳以上の800万人を超える人が末梢動脈疾患を有する。末梢動脈疾患があることは、心臓や脳へ向かう動脈にもプラークが蓄積している可能性を示し、脳卒中と心臓発作のリスクを高める。同研究所は早期の診断と管理を重視している。