ポリヒドロキシアルカン酸

Polyhydroxyalkanoate (PHA)

微生物が体内に蓄積する生分解性のポリエステル。海洋環境でも分解が進む点が、堆肥化条件を要する他の生分解性プラスチックとの違いとされる。深海底での実験では、厚さ15マイクロメートルの袋に換算した寿命が沿岸でPHBH 6日・PHB 13日、深海でPHBH 約19日・PHB 約58日と算出されている。

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ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)は、微生物が細胞内に蓄積するポリエステルの総称である。

Nature Communications に掲載された論文「Microbial decomposition of biodegradable plastics on the deep-sea floor」(DOI: 10.1038/s41467-023-44368-8)は、深海底に試料を設置した実験で「ポリヒドロキシアルカン酸、生分解性ポリエステル、および多糖エステルが分解した」と報告し、「分解速度は水深が増すにつれて低下した」としている。

同論文は対照的に「ポリ(L-乳酸)(PLA)は沿岸・深海のいずれの地点でも分解しなかった」と述べ、PLA は「堆肥中(温度60℃超、湿度60%超)でのみ分解する」ため海洋環境には適さないとしている。

分解速度の目安として、厚さ15マイクロメートルのレジ袋に換算した寿命が示されている。沿岸の地点では「PHBH で6日、PHB で13日」、深海の地点では「PHBH で約19日、PHB で約58日」である。

海洋で実際に生分解する材料として、包装材や使い捨て製品への適用が検討されている。