Radar
電波を放射して対象からの反射を受信し、距離と速度を求める装置である。出典はradarという語がradio detection and ranging(電波による探知と測距)の頭字語であるとし、電波を用いて対象の距離と速度を求めると説明する。
構成は、電波を送り出す送信機と、反射して戻るエネルギーを捉える受信機からなる。出典が扱う気象レーダーWSR-88Dでは、送信と受信に同じアンテナを用いる。送信機はごく短い電波のパルスを送り出し、パルスが往復するのに要した時間から距離を計算する。パルスが動いている対象に当たると、戻ってくる波の位相がずれる。出典はこれをドップラー効果として説明し、近づいてくる物体から出た音が圧縮によって高い音程に聞こえる現象を類例に挙げている。
出典によればWSR-88Dは毎秒およそ1300回パルスを送信し、1回のパルスの長さは100万分の1.57秒である。1時間のうち実際に送信している時間は7秒あまりで、残りの59分53秒は反射波の受信に充てられる。