Software Update Management System (SUMS)
国連規則第156号「ソフトウェアアップデートおよびソフトウェアアップデート管理システムに関する車両の認可の統一規定」が定める枠組み。同規則はソフトウェアアップデートを、設定パラメータの変更を含めてソフトウェアを新しいバージョンに更新するためのパッケージと定義し、SUMSを、ソフトウェア更新の提供に関する要求に適合するための組織的なプロセスと手順を定めた体系的な取り組みと定義する。無線による更新(OTA)は、ケーブルなどの局所的な接続ではなく無線でデータ転送を行う方法と定義される。
製造者は文書化されたプロセスを持つことを認可当局に示し、評価を経て適合証明を受ける。証明の有効期間は最長3年で、当局は随時継続的な適合を確認でき、要求を満たさなくなった場合は証明を撤回できる。型式認可に関係するソフトウェアの識別にはRXSWINと呼ばれる識別番号を用いる。無線更新については、更新が失敗した場合に従前のバージョンへ復旧するか安全な状態に移行すること、復旧分を含む十分な電力があること、安全に関わる場合は車両が適切な状態にあることを技術的に担保することが求められる。利用者には更新の目的、機能の変化、所要時間、使えなくなる機能、安全上の注意を事前に伝え、実行後には成否と変更内容を通知する。走行中の実行が安全でない場合は実行を禁じる。
無線更新を前提とする車両では、この規則への適合が販売の前提になる地域がある。更新配信、鍵管理、車両側の書き込み制御といった要素を提供する企業の事業機会に直結する。