蓄熱

Thermal Energy Storage (TES)

蓄熱媒体を加熱または冷却して熱エネルギーを貯め、後から冷暖房や発電に使う技術。顕熱、潜熱、熱化学の3方式がある。

詳細

IRENA と IEA-ETSAP は蓄熱(thermal energy storage)を「蓄熱媒体を加熱または冷却することで熱エネルギーを蓄え、蓄えたエネルギーを後の時点で冷暖房や発電に利用する技術」と定義している。

3つの方式

  1. 顕熱蓄熱 — 水、砂、溶融塩、岩石などの温度変化として熱を蓄える。水が最も経済的
  2. 潜熱蓄熱 — 相変化材料(PCM)の状態変化を利用する。顕熱方式より高いエネルギー密度が得られる
  3. 熱化学蓄熱(TCS) — 吸着などの化学反応を用い、3方式のなかで最も高いエネルギー密度に達する

違い — 主にエネルギー密度とコストで分かれる。顕熱は最も安価だが大きな容積を要する。PCMとTCSは蓄熱容量が高い(それぞれ50〜150kWh/t、120〜250kWh/t)が費用も大きく、頻繁に充放熱する用途でないと経済性が出にくい。