Ultra Accelerator Link (UALink)
UALink(Ultra Accelerator Link)は、AIアクセラレータ間の通信を対象とするオープンな業界標準インターコネクトである。AMD、Broadcom、Cisco、Google、HPE、Intel、Meta、Microsoftなどが参加する業界団体が仕様を策定し、公開している。
対象とするのは、ノードやラックの内部で複数のアクセラレータを密に結合するスケールアップ接続である。仕様を公開することで、アクセラレータ、スイッチ、システムを異なる供給者から調達しても相互に接続できる状態を目指す。コンソーシアムはUALink 200G 1.0仕様に加え、ネットワーク内演算を担うチップレット、管理機能、200Gの性能に関する仕様を公開している。
大規模な学習や推論では、アクセラレータ間の集団通信に要する時間が全体の処理時間を左右する。この領域は従来、特定ベンダの独自リンクが担ってきたため、標準化は調達の選択肢を広げる方向に働く。ラックをまたぐスケールアウト側ではイーサネット系の標準化が並行して進んでおり、両者は用途が異なる補完的な関係にある。