静脈血栓塞栓症

Venous Thromboembolism (VTE)

静脈の中に血栓ができる病態である。米国立心肺血液研究所(NHLBI)は、静脈血栓塞栓症を静脈内に血栓が形成されることで生じる病態と説明し、深部静脈血栓症(DVT)と肺塞栓症(PE)の二つの形をとるとしている。DVTは下腿・大腿・骨盤などの深部静脈に生じ、中心静脈カテーテルがある場合は腕にも起こる。血栓がはがれて血流に乗り肺へ達したものがPEであり、血栓が大きい場合や多数ある場合は死に至ることがある。

詳細

定義

米国立心肺血液研究所(NHLBI)は、静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism、VTE)を、静脈の中に血栓が形成されることで生じる病態と説明している。

二つの形

同研究所は、この病態が二つの形をとるとしている。

  • 深部静脈血栓症(DVT): 深部静脈で凝固が起こるもので、下腿、大腿、骨盤に生じることが多い。中心静脈カテーテルが留置されている場合は腕に生じることもある。
  • 肺塞栓症(PE): 血栓がはがれて血流に乗り、肺まで運ばれたもの。血栓が大きい場合や多数ある場合には死に至ることがある。

未治療の場合の帰結

同研究所は、治療されない場合に血流と酸素の供給が制限または遮断され、組織や臓器が損傷を受けうると述べている。肺塞栓症は肺循環を塞ぐ点でとりわけ重篤である。

治療と機器

血栓を物理的に取り除く手技や、カテーテルを用いた治療機器の対象となる領域である。