Ventricular Assist Device (VAD)
米国立医学図書館の MedlinePlus は、補助人工心臓を心臓の主要な血液を送り出す部屋から全身、あるいは心臓の反対側へ血液を送り出すことを助ける装置と説明している。ポンプは体内に植え込まれ、多くの場合は体外の機器に接続される。
装置は3つの部分から成る。第一はポンプであり、重量は0.5〜1キログラムで腹部の内側または外側に置かれる。第二は電子制御装置で、ポンプの動作を制御する小型の計算機である。第三は電池などの電源で、体外に携帯し、腹部へ入るケーブルでポンプに接続される。植え込み型の場合は全身麻酔のもとで手術を行い、胸の中央を切開して胸骨を分け、心臓へ到達する。用いるポンプに応じて腹壁上部の皮下に収容部を作ってポンプを置き、管でポンプと心臓を接続する。
重症心不全において心臓の機能を機械的に補う手段であり、移植までの橋渡しや長期の在宅治療に用いられる。体外の機器や経皮的なケーブルに伴う合併症を減らすため、完全に体内へ収める方向での装置開発が進められている。ポンプの重量や電源の携帯性、経皮的なケーブルの扱いが患者の生活の質に直結するため、機器設計上の制約として重く扱われる。