廃棄物発電

Waste-to-Energy (WtE)

リサイクルできない廃棄物を、利用可能な熱・電力・燃料へ転換する技術の総称である。米環境保護庁は、これを廃棄物からのエネルギー回収と呼び、都市ごみを燃焼室へ投入して燃やし、その熱で水を蒸気に変えてタービン発電機を回す方式を説明する。米国で最も一般的なのは、都市ごみを過剰空気下の単一燃焼室で燃やすマスバーン方式である。同庁によれば標準的なプラントは廃棄物1トンあたり約550キロワット時を発電する。

詳細

概要

リサイクルできない廃棄物を、利用可能な熱、電力または燃料へ転換する技術の総称である。米環境保護庁は、これを廃棄物からのエネルギー回収と呼び、廃棄物発電とも言うと説明している。

技術的な要点

都市ごみを燃焼室へ投入して燃やし、その熱で水を蒸気に変え、タービン発電機を回して電力を得る。残った灰は処理されたうえで埋立処分される。米国で最も一般的な燃焼方式はマスバーンで、都市ごみを過剰空気の条件下にある単一の燃焼室で燃やし、可動火格子でごみを攪拌しながら空気と混ぜる。米環境保護庁によれば、標準的なプラントは廃棄物1トンあたり約550キロワット時を発電する。米国には都市ごみの燃焼からエネルギーを回収する施設が25州に75か所あり、2017年には3400万トンを超える都市ごみがエネルギー回収を伴って燃焼された。

関連する用語

廃棄物を燃焼させずに転換する経路には、部分酸化により合成ガスを得るガス化、微生物により有機物を分解する嫌気性消化、埋立地で発生するガスの回収がある。いずれも別の用語として扱う。