がんを対象とした腫瘍溶解性ウイルス免疫療法を開発する臨床段階企業。複数の遺伝子改変を組み合わせたVaccinia Enhanced Template(VET)プラットフォームにより、ワクシニアウイルスを静脈からでも全身投与し、腫瘍内で治療用遺伝子を発現させる。先行品のVET3-TGIは腫瘍細胞で選択的に増殖しながらIL-12とTGFβ阻害因子を発現し、進行固形がんを対象に第1/1b相試験STEALTH-001を進める。2019年にStephen H. Thorne氏が創業、ペンシルベニア州Pittsburgh拠点。
創業の背景
KaliVirは2019年にStephen H. Thorne博士が共同創業した、ペンシルベニア州ピッツバーグ拠点の腫瘍溶解性ウイルス免疫療法の企業である。Thorne博士はピッツバーグ大学の細胞生物学・免疫学の教授を務め、Jennerex、BioEclipse、Western Oncolyticsも共同創業した人物とされる。CEOのHelena Chaye博士はSillaJenやJennerexで事業開発と知財を担った経歴をもつ。ワクシニアウイルスを基盤に、静脈投与でも腫瘍に届き治療用遺伝子を発現できる腫瘍溶解性ウイルスを作ることを目指し、VETプラットフォームを開発した。