AMPA receptor (AMPAR)
イオンチャネル型グルタミン酸受容体は、グルタミン酸の結合によって開くリガンド依存性の陽イオンチャネルであり、AMPA受容体、NMDA受容体、カイニン酸受容体に分類される。IUPHAR/BPS Guide to PHARMACOLOGY によれば、これらは元来、選択的に作用する合成作動薬の名前にちなんで命名された。AMPA受容体はGluA1、GluA2、GluA3、GluA4のサブユニットから構成され、ホモマーまたはヘテロマーとして組み立てられる。
受容体は四量体として機能し、各サブユニットは細胞外のアミノ末端ドメイン(ATD)、細胞外リガンド結合ドメイン(LBD)、3つの膜貫通ドメイン(M1、M3、M4)、およびチャネル内壁を形成する再進入型のpループ(M2)から成る。GluA1〜GluA4という表記はNC-IUPHARが採用した命名法で、旧来のGluR1〜4に代わるものである。サブユニット構成の違いはチャネルの透過特性や動特性に影響する。
AMPA受容体は速い興奮性シナプス伝達の中心にあり、神経精神疾患領域の創薬標的として扱われている。受容体を直接開く作動薬は過剰興奮のリスクを伴うため、内因性グルタミン酸の作用を増強する正のアロステリック調節薬という形式での医薬品開発が進められている。