インフレータブル熱シールド

Inflatable Heat Shield (HIAD)

折り畳んで打ち上げ、大気圏突入前に膨張させて大きな空力面をつくる減速・熱防護装置。NASAは極超音速インフレータブル空力減速装置(HIAD)として開発しており、柔軟な熱防護材と膨張式の構造からなる。

詳細

NASA は HIAD(Hypersonic Inflatable Aerodynamic Decelerator)プロジェクトについて、「極超音速インフレータブル・エアロシェル技術の開発と実証に取り組む」ものと説明している。

構成は、大気圏突入の過酷な環境に耐える柔軟な熱防護材と、軽量な膨張式ブラダー構造からなる。剛体のエアロシェルと違い、輸送時の容積と質量を小さく抑えられる点が利点であり、NASA はこれによって着陸可能質量・着陸精度・着陸高度を高められるとしている。

重心をずらして揚力を発生させる制御も検討されており、火星・金星・タイタンなど大気を持つ天体への降下への適用が想定されている。