マイクロ原子炉

Nuclear Microreactor

工場で組み立てて輸送できる超小型の原子炉。米エネルギー省は熱出力1〜20MW程度で、工場製造・可搬・受動安全による自己調整の3点を特徴として挙げている。

詳細

米エネルギー省(DOE)原子力局は、マイクロ原子炉を次の3点で特徴づけている。

  1. 工場製造 — 現地建設ではなく工場で完成品として組み立て、設置場所へ輸送する
  2. 可搬性 — トラック、船舶、航空機、鉄道で運べる大きさに収める
  3. 自己調整 — 受動的安全系を用い、運転員を最小限に抑える

出力は熱として1〜20MW程度で、熱のまま利用するか発電に変換する。想定用途は遠隔地の電源、軍事基地、災害後の電力復旧、再生可能エネルギーとのマイクログリッド構成、地域熱供給、海水淡水化、水素製造など。

出力300MW(e)以下を指す小型モジュール炉(SMR)よりさらに小さい区分にあたる。