Point-of-Care Testing (POCT)
POCTは、検体を中央検査室へ搬送せず、診療の現場や在宅で実施する検査を指す。米国ではFDAが体外診断用検査を、waived、中程度複雑(moderate complexity)、高度複雑(high complexity)の三つの複雑度に分類する。waivedに該当すると、Certificate of Waiverを持つ施設など、従来の臨床検査室以外の環境でも実施でき、実施可能な施設の数が大きく変わる。
法令上waivedとされるのは、「誤った結果が生じる危険性が無視できる、単純な検査室検査および手技」である。具体的には、使用者が誤った結果を出す可能性が無視できるほど単純かつ正確な方法を用いるか、誤って実施された場合でも患者に不合理な危害を及ぼさない方法であることが求められる。中程度複雑と分類された検査については、製造業者がCLIA Waiver by Application(CW)を提出し、waivedへの再分類を求めることができる。
waivedを取得できるかどうかで設置可能な施設数と実施者の要件が変わるため、市場規模の見積もりが大きく動く。装置側では小型化と操作の自動化が進む一方、精度は既存の検査室法との比較で示す必要がある。試薬カートリッジの反復購入が収益の中心になる点は、他の消耗品型機器と共通する。