尿が意図せず失われたり漏れたりする状態である。米国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(NIDDK)は、膀胱の制御に関わる問題を、人が尿を保持したり排出したりするしかたに影響する状態と説明し、尿失禁を最も一般的な膀胱制御の問題の一つに挙げる。咳やくしゃみなどの動きが膀胱に圧力をかけて漏れる腹圧性、強い尿意に間に合わず漏れる切迫性、膀胱が空にならず残尿が多いことによる溢流性などの型が置かれている。
詳細
定義
米国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(NIDDK)は、膀胱の制御に関わる問題を、人が尿を保持したり排出したりするしかたに影響する状態と説明し、尿が意図せず失われたり漏れたりすること(urinary incontinence、UI)は最も一般的な膀胱制御の問題の一つであると述べている。
型
同研究所は次の型を挙げている。
- 腹圧性尿失禁: 咳、くしゃみ、笑い、身体活動といった動きが膀胱に圧力をかけ、尿が漏れるもの。
- 切迫性尿失禁: 強い尿意が生じ、トイレに着く前に尿が漏れるもの。
- 反射性尿失禁: 膀胱の神経が損傷して脳と正しくやり取りできず、前触れや尿意なしに漏れるもの。
- 溢流性尿失禁: 膀胱が完全に空にならず、膀胱内に尿が残りすぎることで生じるもの。
- 機能性尿失禁: 身体の障害や物理的な妨げ、発話や思考の問題によってトイレに間に合わないもの。
- 一時性尿失禁: ある薬の使用や病気など一時的な事情により短期間だけ続くもの。
関連
同研究所は、膀胱の制御に関わる状態として前立腺の問題にも触れている。