オナ・セラピューティクス

Ona Therapeutics

進行がんの耐性機構を狙うADCを開発するバルセロナのバイオ企業

概要

標準治療が効かなくなった進行がんを対象に抗体薬物複合体(ADC)を開発するスペイン・バルセロナのバイオ企業。既知の腫瘍抗原に限らず、治療の結果として生じる分子的な変化を標的に選ぶ考え方を取り、脂肪酸輸送に関わる代謝制御因子CD36に対するモノクローナル抗体プログラムを持つ。パイプラインはONA-255、ONA-389、デュアルペイロード型のONA-418で、いずれも前臨床段階、乳がんを含む固形がんを適応に想定する。2019年にICREAとIRB Barcelonaからのスピンアウトとして設立された。

創業の背景

Ona Therapeuticsは2019年に設立されたバルセロナ拠点の企業で、スペインの二つの研究機関からのスピンアウトである。共同創業者兼CEOのValerie Vanhooren氏はゲント大学でバイオテクノロジーの博士号を取得し、Ablynxで抗体医薬の研究開発を経験した後、スペインに移って遺伝子治療企業SpliceBioの研究開発を率いた。この間にバルセロナのバイオ・エコシステムに入り込んだことが創業につながったと、同社サイト掲載のMedNousのインタビュー記事は伝えている。同社は地元の病院と連携して再発・転移がんの組織を調べ、原発巣と転移巣で標的が異なる点に着目して、標準治療への耐性獲得時に発現が高まる標的を見いだしたとしている。

出典: ona-therapeutics.com / ona-therapeutics.com

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