Ona Therapeuticsは2019年に設立されたバルセロナ拠点の企業で、スペインの二つの研究機関からのスピンアウトである。共同創業者兼CEOのValerie Vanhooren氏はゲント大学でバイオテクノロジーの博士号を取得し、Ablynxで抗体医薬の研究開発を経験した後、スペインに移って遺伝子治療企業SpliceBioの研究開発を率いた。この間にバルセロナのバイオ・エコシステムに入り込んだことが創業につながったと、同社サイト掲載のMedNousのインタビュー記事は伝えている。同社は地元の病院と連携して再発・転移がんの組織を調べ、原発巣と転移巣で標的が異なる点に着目して、標準治療への耐性獲得時に発現が高まる標的を見いだしたとしている。