Remote Patient Monitoring (RPM)
CMS(米国メディケア・メディケイドサービスセンター)の説明では、RPMは患者が接続された医療機器を用いて健康データを収集し、そのデータが自動的に医療提供者へ送信され、提供者がそれを用いて患者の状態を遠隔で管理する仕組みである。対象は、監視を要する慢性疾患または急性疾患を持つ患者とされる。
CMSは、使用する機器がFDAの医療機器の定義を満たし、インターネットに接続してデータをデジタルに送信できることを要件としている。運用は三つの要素に分かれる。機器の使い方とデータ送信の方法を患者に教える導入支援、機器の提供とデータ収集、そして送られたデータを医療者が確認して治療管理に用いることである。患者の手入力ではなく機器からの自動送信が前提になる点が、健康記録アプリとの違いになる。
償還の枠組みが制度として定義されているため、機器メーカーだけでなく、データ収集・分析・請求までを担うサービス事業者が成立する。裏返せば、償還要件の変更が事業モデルへ直接影響する。技術面の精度に加えて、患者が継続して装着・測定するかという運用面が成果を左右するため、機器単体ではなく運用込みの設計が求められる。