シンク・バイオサイエンス

Think Bioscience

合成生物学で新規の結合ポケットを探す米国の低分子創薬企業

概要

目的の生化学活性を検出する合成転写回路を設計し、遺伝子コードされた大規模ライブラリを微生物の中で選択させることで、結晶構造がない標的や構造が動く標的にも結合する低分子を見つける。狙うのは承認薬がほとんどないタンパク質チロシンホスファターゼや転写因子、選択性と脳内移行が課題のキナーゼ、プロテアーゼ、GTPアーゼといった難標的である。主力プログラムは有効な治療法がないヌーナン症候群の原因変異を対象とし、同症候群は約2,500出生に1人に生じる。本社はコロラド州ボルダー、共同創業者兼CEO は Jerome Fox。

創業の背景

Think Bioscienceは、コロラド大学ボルダーのFox研究室からスピンアウトした企業で、コロラド州ボルダーに本社を置く。基盤技術は同研究室で開発され、「創薬不可能」とされるPTP1Bに対する新規阻害剤の発見で概念実証が示された。この成果は2021年5月にACS Synthetic Biology誌に発表された。同社は、ヒトプロテオームの約9割は薬を結合させる明確なポケットを持たないという課題に対し、微生物系を使って機能的な結合部位を見つけ、低分子医薬へつなげることを目指している。共同創業者のJerome Foxが最高経営責任者を務める。

出典: www.colorado.edu / thinkbioscience.com / thinkbioscience.com / www.prnewswire.com

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