Rideshare Launch
ESAは、従来の相乗りが主衛星の余剰能力に便乗する形であり、空きが限られ、ミッション要求と合致する機会を見つけにくかったと説明している。これに対しVegaロケットのSSMS(Small Spacecraft Mission Service)は、小型衛星が打上げ能力を分け合うことを前提としたディスペンサを用意した。
SSMSはモジュール式の構造で、六角形の下段は6機のナノ衛星、または最大12基のキューブサット放出機を搭載できる。上段にはより大きな衛星を載せる。初号機で用いられたFlexi-3構成の質量は330kgだった。搭載対象は1kgのキューブサットから500kgのミニ衛星までの任意の組合せに対応し、この初飛行では50機を超える衛星を一度に軌道へ運んだ。
ESAは、1回の打上げに載せる衛星数を最大化することで、相乗り顧客1件あたりの費用が下がるとしている。小型衛星を手がける事業者にとっては、投入軌道と時期をロケット側の計画に合わせる制約と引き換えに、打上げ費用と待ち時間を圧縮できる手段になる。専用小型ロケットとの選択は、軌道の自由度をどれだけ必要とするかで決まる。