レーザーで捕捉した中性原子の配列を量子ビットに用いる、ゲート型の量子コンピュータを開発する。現行機 AC1000 は1,200量子ビット超を全結合で扱うとし、核スピン量子ビットによる40秒超のコヒーレンス時間や回路実行中の測定といった、誤り訂正に必要な要素の実証を重ねてきた。装置は Microsoft との量子スーパーコンピュータ構想や、量子ネットワーク企業 Nu Quantum との連携に用いられている。2018年1月に Ben Bloom と Jonathan King が創業し、本社はカリフォルニア州バークレー。
創業の背景
Atom Computing は2018年1月に創業した量子コンピュータ企業で、本社はカリフォルニア州バークレーにある。創業者は CEO の Ben Bloom 博士と、チーフサイエンティストの Jonathan King 博士である。2019年8月に最初の原子の捕捉に成功し、2020年5月には光トラップした中性原子の配列から最初の核スピン量子ビットを作製、2021年7月に100量子ビット機 Phoenix を公開した。同社は、価値ある応用には誤り訂正された多数の量子ビット、長いコヒーレンス時間、最適な接続性、高速な演算を備えた汎用ゲート型量子コンピュータが必要だと考え、原子アレイがその実現への最短経路だと述べている。