対無人航空機システム

Counter-Unmanned Aircraft Systems (C-UAS)

無人航空機(ドローン)の脅威に対処する検知系と無力化系の総称である。検知にはレーダ、無線周波数センサ、光学センサ、音響センサが用いられ、無力化には通信の妨害、機能停止、破壊、制御の奪取などが含まれる。運用は各国の法的権限によって制約される。

詳細

概要

対無人航空機システム(C-UAS)は、無許可あるいは敵対的な無人航空機(UAS)に対処する技術の総称である。米連邦航空局(FAA)は、機体の存在を把握する「検知」と、実際に飛行を妨げる「低減(mitigation)」を明確に区別している。

技術的な要点

FAAによれば、検知システムはレーダ、無線周波数(RF)センサ、光学(EO)センサ、音響センサなどを単独または組み合わせて用い、市販品(COTS)からシステムインテグレータによる個別開発品まで幅がある。ただし検知システムは機体の存在を示すのみで、意図や脅威度を判定する能力は持たない。一方の低減側は、通信の妨害、機能停止、破壊、制御の奪取、代替飛行指示の付与といった手段を含む。検知と低減を接続する部分では、追尾精度、誤警報率、対処判断の自動化の程度が設計上の論点となる。

産業での位置づけ

FAAは、明確な法的権限を持つ連邦の四省庁(国防、国土安全保障、司法、エネルギー)以外の主体によるC-UASの使用を支持していないとしており、技術の普及は法制度の整備と密接に結び付いている。重要インフラや大規模イベントの防護需要を背景に、センサ、指揮統制ソフトウェア、対処手段を組み合わせたシステム提供が事業領域として形成されている。

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