Precision agriculture
USDA ARSは精密農業を、圃場内のばらつきを観測し、計測し、それに応じて対応する作物管理に基づく農業ツールの総称として説明している。USDA ERSは、GPSを用いたトラクタ誘導システム、GPSによる土壌・収量マッピング、可変施用(VRT)といった技術が、変化する圃場条件の情報を集めて生産方法を調整するのに役立つと整理している。
自動操舵はGPSを利用し、播種、除草剤散布、施肥において1センチメートル以内の精度を実現して重複と抜けを減らす。収量モニタは収穫時に収量と水分を記録し、位置情報と結び付けて地図化する。土壌マッピングはコアサンプリングにより土壌型、硝酸態窒素、pHを示す。可変施用は位置情報に基づき、肥料や薬剤の施用量を圃場内で変える。
USDA ERSによれば、2010年から2013年の主要作物では、GPS誘導システムが作付面積のおよそ半分で使われた一方、土壌マッピングと収量マッピングは1998年から2013年を通じて作付面積の25%未満にとどまり、可変施用はトウモロコシ、大豆、米、落花生でおよそ20%だった。技術ごとに普及速度が異なる点は、この分野で製品を設計するときの前提になる。