Unmanned Aircraft System (UAS)
米連邦規則集14編107.3条(14 CFR 107.3)は、無人航空機(unmanned aircraft)を「機体の内部または機上から人が直接介入する可能性なしに運航される航空機」と定義する。同条はさらに、小型無人航空機(small unmanned aircraft)を、機上に搭載されまたは取り付けられたすべてのものを含めて離陸時の重量が55ポンド未満の無人航空機とする。
同条は小型無人航空機システム(small UAS)を、小型無人航空機と、その安全かつ効率的な運航のために必要な関連要素を合わせたものと定義する。関連要素には通信リンクと機体を制御する構成要素が含まれると明記されている。すなわちシステムという語は機体単体ではなく、地上側の制御と通信を含む一体の系を指す。同条はあわせて人の役割も定義しており、遠隔操縦者が飛行経路を制御するために用いる操作卓を制御ステーション(control station)、他の航空交通や地上・空中の物件を見て避けることを補助するために機長が指名する者を視認補助者(visual observer)とする。
55ポンドという重量の線引きは、小型無人航空機システムに関する規則の適用範囲そのものを定めている。同条にはカテゴリー2およびカテゴリー3の要件への適合をFAAへ届け出る適合宣言(declaration of compliance)の定義も置かれており、機体が満たすべき区分に応じた手続が前提となっている。規則上の定義が機体・通信・制御・人の役割をまとめて扱っているため、無人機を用いる事業では機体の性能だけでなく、通信リンクと地上設備、運航体制を含めた系全体が要件の対象になる。