農業の作業に用いる無人航空機である。農林水産省は用途として農薬、肥料、種子、融雪剤などの散布を挙げ、センシングによるデータ取得も対象とする。航空法に基づき事前に国土交通大臣の許可・承認を受けることで、完全自動運航を含む運航が可能となる。無人マルチローターによる農薬の空中散布には安全ガイドラインが定められている。
製品自体の養分含有量とは独立に、植物の栄養プロセスを刺激することを機能とする資材である。EUの肥料製品規則(規則(EU)2019/1009)は、養分利用効率、非生物的ストレスへの耐性、品質形質、土壌や根圏における固定された養分の可給性のいずれか一つ以上を高めることのみを目的とする製品と定義し、製品機能分類PFC 6として位置づけている。微生物または微生物の集団からなるものは微生物バイオスティミュラント(PFC 6(A))として区分される。肥料のように養分を供給するものではなく、肥料の効きを高めて施用量を減らすことを狙う点で肥料とも植物保護剤とも区別される。
動物から採取した細胞を体外で増やし、食肉相当の製品に加工した食品。米国では細胞の採取・セルバンク・増殖・分化までをFDAが所管し、収穫工程以降はUSDA-FSISが引き継ぐ分担が2019年の合意で定められている。上市前相談は任意の手続きで、最初の完了は2022年11月。
飼育水槽からの流出水を処理して再び水槽へ戻す養殖方式。機械ろ過、生物ろ過による硝化、再曝気を組み合わせて飼育水を循環利用する。FAOが示す例では所要水量が魚1kg・1日あたり0.08立方メートルで、掛け流し方式の2.4〜3.0立方メートルより大幅に少なく、水域から離れた立地でも操業できる。
世界保健機関(WHO)によれば、特定の種類のカビ(真菌)が自然に産生する毒性化合物である。アスペルギルス属、ペニシリウム属、フザリウム属などが産生し、穀類(トウモロコシ、小麦、米、ソルガム)、ナッツ類、乾燥果実、香辛料、コーヒー豆、リンゴなどを汚染する。WHOは健康への悪影響を、急性中毒から免疫不全やがんといった長期的影響まで幅があると説明する。代表的なものにアフラトキシン、オクラトキシンA、パツリン、フモニシン、ゼアラレノン、ニバレノール/デオキシニバレノールがある。
光合成において無機炭素を有機物へ取り込む反応を触媒する酵素である。光合成を行う細胞に大量に存在し、地球上で最も存在量の多いタンパク質とされる。必須アミノ酸を広く含み可溶性が高いことから、近年は葉や水生植物から抽出した食品用タンパク質素材としての利用も進む。